Better late than never

ワーホリと絵と心理学と瞑想

「今」を生きること



 

「今を生きることが大事」と言われても中々ピンとこない所であります。以前の僕は、過去があって今があり、これから生きる為に未来を考えることは必須であるために今を考えることを難しく捉えていました。

 

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僕なりに整理した捉え方

 

過去と今に焦点を当てると、過去はもう過ぎ去ってしまったので変えることはできないけど今は変えることができる。過去の失敗やネガティブな思い出など人それぞれあると思いますが、できるだけそれに捕らわれない様にしましょう、ということですね。「フラれたからいい男になる、いい女になって見返してやる!」とか「いじめられていたから頑張って自分を変えてやる!」などが過去をバネにして今を生きてる例になると思います。ネガティブなことを何度も思い出しては悲しくなったりイライラしたりすることで今という時間を消費するのはもったいないよ、ということですね。

 

 

未来と今に焦点を当てると、未来は何が起こるかわからないの一言に尽きます。あぁあの時もっと頑張っていたらなぁ、と思わなくてもいい様にしましょう、ということになります。ワンピースの作者である尾田栄一郎氏は、「自分の面白いと思ったアイデアを取っておきにしてはいけない、今そのアイデアを使ってもまたアイデアは生まれてくる。」と漫画家に檄を飛ばしています。その最高に面白いと思ったアイデアが、取っておきにしておいたために陽の目を浴びずに終わることこそ辛いことであると。

 

 

 

 

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ここに1つの有名な逸話があります。

 

 

 

毎日、あなたの銀行口座に86,400円振り込まれます。ですがこのお金は1日の終わりに消えてしまい、また次の日に新たに振り込まれるのです。つまり毎日使い切ってしまわないともったいないですよね。もし10,000円失くしたとしましょう、その時に怒りや悲しみから残りの76,400円を手放すでしょうか?

 

 

しませんよね。

 

 

実はこの86,400という数字は、1日24時間を秒に換算した数字なんです。毎日誰でもタダでもらうことができて、使い道も自由です。上司に理不尽な事で怒られた、などのネガティブなことがあっても、それに振り回されてはもったいない。過ぎ去った時間はさておき、残りの時間つまり「今」からを大事にしましょうねという内容になります。

 

 

これはアメリカの逸話なので、話では86,400ドルになり日本円よりもっと高額なのでお金を使う想像も大きくなりますよね。この話は上手にオチが決まっています。神様が毎日時間を皆に平等にプレゼントしてくれる、だから英語で今(現在)を現す単語は「present 」なんだよ、と。